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シンポジウム・研究集会の案内
「水圏環境変動とプランクトンの相互関係−地球環境変動の視点から」
---- 2000年度日本プランクトン学会シンポジウム
   
コンビーナー 上 真一(広大生物生産)・福地光男(極地研)
日時 2000年3月27日(月)09.30-16.45
場所 東京水産大学(教室は未定)
趣旨 今や地球上の総人口は60億を越えた。生命の誕生以降永い時間をかけて形成された地球生態系は、特に産業革命以降の人間活動により、かつて経験したことのない程の急速な変化に直面している。その典型例が、大気中の二酸化炭素濃度の上昇に伴う地球温暖化現象であり、またオゾン層破壊に伴う紫外線の増大現象などである。また海洋沿岸域や陸水域の富栄養化、各種有害化学物資による汚染なども世界各地で共通して起こっている現象である。
本シンポジウムは、水圏環境変動とプランクトンの相互関係を広く地球環境変動の視点から捉え、研究の現状を理解すると同時に将来の水圏生態系を展望することを目的として企画した。
プログラム 開会挨拶(0930-0940) 日本プランクトン学会会長 大森 信(東水大)
趣旨説明(0940-0945) コンビーナー
座長 石丸 隆(東水大)
1. 紫外線の増大が海洋プランクトン生態系に及ぼす影響(0945-1020) 田口 哲(創価大工)
2. 海洋による二酸化炭素の吸収、特にプランクトンの役割(1020-1055) 鈴木 款(静岡大理)
休憩(1055-1110)
座長 小達恒夫(極地研)
3. 海洋植物プランクトンによるDMSの生産と気候変動の相互関係(1110-1145) 渡邊修一(北大院地球環境)
4. 気候変動が北太平洋の低次生産過程に及ぼす影響(1145-1220) ○田所和明(北水研)・杉本隆成(東大海洋研)
休 憩 1445-1500
座長 松田 治(広大生物生産)
5. 気候変動が極域のプランクトン生態系に及ぼす影響(1330-1405) 福地光男(極地研)
6. 環境変動が沿岸海洋プランクトン生態系に及ぼす影響、特に有害赤潮生物の拡大に関連して(1405-1440)   
○福代康夫(東大アジアセンター)・松岡數充(長崎大水)・古谷 研(東大農学生命)
7. 環境変動が沿岸海洋プランクトン生態系に及ぼす影響、特にクラゲ類の増大に関連して(1440-1515) 石井晴人(東水大)
休 憩 1445-1500
座長 伴 修平(北大水)
8. 環境変動が湖沼プランクトン群集の構造と機能に及ぼす影響(1530-1605) 花里孝幸(信州大理)
総合討論(1605-1645) コンビーナー