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シンポジウム・研究集会の案内
2020年度日本プランクトン学会春季シンポジウム(1)
「次世代プランクトン研究を開拓する新技術・方法論」
   

主  催

日本プランクトン学会

共  催

日本海洋学会

開 催 日

2020年3月22日(日) 13:00-17:00

場  所

東京海洋大学 品川キャンパス 楽水会館

コンビーナー

平井惇也(東京大学大気海洋研究所)・小針 統(鹿児島大学水産学部)・平田敦洋(株式会社日本海洋生物研究所)
趣旨 プランクトンは微小なウイルスから大型のクラゲまで多様なサイズ、形態、生態を有する生物群を含み、従来は検鏡に基づく地道な識別・計数や、試行錯誤を繰り返す飼育培養実験を中心に重要な学術的知見が蓄積されてきた。しかし、これらの手法は鍛錬された高度な技能、再現性を確保できる十分な経験を求められ、漂泳区生態系の把握には多大な労力と時間を要する。一方、遺伝子解析、化学分析、人工知能等の技術は近年急速に発展を遂げており、これらの新たな技術は汎用的、客観的、かつ迅速に生態系を把握する手法として期待がされている。しかし、新たな解析技術の更新や発展は非常に速く、専門知識や技術の細分化も進んでおり、各研究者が独自に最適な方法論を理解した上で自身の研究に導入することは困難を伴う。そこで本シンポジウムでは、近年プランクトン群集や生理状態を把握するために導入されつつある新しい技術・方法論の概要を共有し、次世代のプランクトン研究における有用性や現状での課題を議論することを目的とする。新たな技術・方法論の導入はこれまで克服できなかった問題点を解決するブレークスルーとなる可能性を秘めており、本シンポジウムを通じて我が国におけるプランクトン研究が加速されることが期待される。
プログラム
13:00-13:05 開会挨拶 津田 敦(日本プランクトン学会会長)
13:05-13:10 趣旨説明 平井惇也(東京大学大気海洋研究所)
プランクトン群集の多様性を評価するための技術・方法 座長:一宮睦雄(熊本県立大学環境共生学部)
13:10-13:30 海洋生物遺伝子情報の自動取得に向けた基盤技術の開発 Mア恒二(東京大学大気海洋研究所)
13:30-13:50 プランクトンカメラを用いたプランクトンの多様性の変動 山崎秀勝(東京海洋大学海洋資源環境学部)
13:50-14:10 分子生物学的手法を用いた動物プランクトンの多様性研究 平井惇也(東京大学大気海洋研究所)
14:10-14:30 安定同位体比で食物連鎖を紐解く 野口真希(海洋研究開発機構)
14:30-14:50 一般化加法モデルを用いた動物プランクトンの分布モデルの構築と将来予測 宮本洋臣(水産研究・教育機構東北区水産研究所)
14:50-15:10 休憩
プランクトン群集の生理生態を評価するための技術・方法 座長:下出信次(横浜国立大学臨海環境センター)
15:10-15:30 プランクトン群集とtrait-based modeling 伊藤幸彦(東京大学大気海洋研究所)
15:30-15:50 分子手法を用いた海洋植物プランクトン群集の構造と光合成活性の評価 鈴木光次(北海道大学大学院地球環境科学研究院)
15:50-16:10 アルゴフロートを利用したプランクトン研究 藤木徹一(海洋研究開発機構)
16:10-16:30 遺伝子発現解析によるプランクトンの生理・生態学的研究 大西拓也(東京大学大気海洋研究所)
16:30-16:50 動物プランクトン生産力を評価する生化学的アプローチ:タンパク質合成酵素活性 小針 統(鹿児島大学水産学部)
16:50-17:00 総括
<総会と懇親会のお知らせ>
22日シンポジウム終了後、2020年度日本プランクトン学会総会を行います。また、総会後に懇親会を予定しております。参加受付は当日行います。