HOME  
学会賞
   日本プランクトン学会では若手の会員の研究成果の表彰および研究活動の奨励のため、原則として35歳以下で、特に優れた成果を上げた会員に「日本プランクトン学会奨励賞」を授与しています。これまでの受賞者とその研究課題は下を参照してください。

 日本プランクトン学会では会員の研究成果の表彰のため、特に優れた論文に「日本プランクトン学会論文賞」を授与しています。これまでの受賞者とその論文題名は下を参照してください。

 日本プランクトン学会では学生会員の研究成果の表彰および今後の研究活動の奨励のため、学会の主催する大会において、学生会員による特に優れた研究発表に「日本プランクトン学会学生優秀発表賞」を授与しています。これまでの受賞者とその講演題名は下を参照してください。
【日本プランクトン学会奨励賞
(Young Investigators Award of the Plankton Society of Japan)】
 
回数 受賞年 氏名 研究課題
第23回 2024 第29号 近藤 裕介 クラゲ類の共生生物の種間関係に関する研究
第22回 2023 該当者なし
第21回 2022 第28号 戸篠 祥 箱虫綱の生活史観察に基づく分類学的研究
第20回 2021 第27号 刘 鑫 琵琶湖における動物プランクトンの生理・生態に関する研究
第19回 2020 第26号 西村 朋宏 シガテラ原因藻Gambierdiscus属を中心とする底生性有毒渦鞭毛藻の系統分類学的および生態学的研究
2020 第25号 土屋 健司 水圏生態系における細菌生産生態に関する研究
第18回 2019 第24号 夏池 真史 麻痺性貝毒原因渦鞭毛藻Alexandrium属に関する生理生態学的研究
2019 第23号 仲村 康秀 フェオダリア類・放散虫類の分布生態および遺伝的多様性の解明
第17回 2018 第22号 平井 惇也 分子生物学的手法を用いた動物プランクトンの群集構造解析と多様性に関する研究
第16回 2017 第21号 松野 孝平 動物プランクトン群集サイズ組成の時空間変動に関する研究
第15回 2016 第20号 宮本 洋臣 浮遊性ヤムシ類の多様性と生物地理に関する分子遺伝学的・形態学的研究
第14回 2015 第19号 紫加田 知幸 沿岸性植物プランクトンの光応答に関する研究
第13回 2014 第18号 木村 圭 植物プランクトンへのウイルス感染過程の基礎生物学的研究
第12回 2013 第17号 山本 芳正 Microcystis属を中心とするアオコ形成藍藻の生理生態学的研究
第11回 2012.3 第16号 高野 義人 形態および分子情報に基づく渦鞭毛藻類の系統学的研究
第10回 2011.3 第15号 西部 裕一郎 海洋の漂泳区生態系における小型カイアシ類の機能的役割に関する研究
第9回 2010.3 第14号 山口 晴生 海洋真核植物プランクトンの増殖生理学とくに栄養塩の利用特性に関する研究
第8回 2009.3 第13号 西谷 豪 渦鞭毛藻 Dinophysis 属を中心とする有害有毒プランクトンの生理生態学的研究
第7回 2008.3 第12号 岩滝 光儀 有殻渦鞭毛藻 Heterocapsa 属の分類学的研究
第6回 2007.3 第10号 山田 雄一郎 西部亜寒帯太平洋における浮游性端脚類の生物学的・生態学的研究
2006.3 第11号 下出 信次 浮游性および底生性カイアシ類の群集構造、多様性、生活史戦略に関する研究
第5回 2005.3 第8号 小針 統 北太平洋亜寒帯域における大型植食性カイアシ類の生態学的研究
2005.3 第9号 外丸 裕司 赤潮プランクトンに感染するウィルスの生態研究と赤潮防除への応用研究
第4回 2004.3 第6号 一見 和彦 有害・有毒プランクトンの環境変動に関する生態学的研究
2004.3 第7号 品田 晃良 西部北太平洋亜寒帯域におけるプランクトン食物網構造に関する研究
第3回 2002.3 第5号 高橋 一生 砂浜域砕波帯に生息するアミ類の生態学的研究
第2回 2001.3 第3号 山口 篤 海洋性かいあし類の生物学的・生態学的研究
2001.3 第4号 長井 敏 有害珪藻の大量発生機構に関する個体群生態学的研究
第1回 2000.9 第1号 井口 直樹 日本海のオキアミ類の生理学・生態学に関する研究
2000.9 第2号 石川 輝 渦鞭毛藻有殻類の個体群動態と生活史戦略に関する研究
【日本プランクトン学会論文賞
(Best Paper Award of the Plankton Society of Japan)】
 
回数 受賞年 氏名 論文題名
第23回 2024 第23号 Kamiyama, T

Microzooplankton as a food source for the scyphozoan Aurelia coerulea : growth and feeding responses of the polyp stage in field assemblages. Plankton Benthos Res 18 (1) : 34−46

第22回 2023 第22号 Shin-ichi Uye,
Dong Liang

Seasonal population dynamics, production, and feeding of the chaetognath Aidanosagitta crassa in a temperate eutrophic inlet. Plankton Benthos Res. 17 (3): 312-326.

第21回 2022 第21号 Yasuhide Nakamura,
Akihiro Tuji,
Wataru Makino,
Shin-ichiro S. Matsuzaki,
Nobuaki Nagata,
Megumi Nakagawa
&
Noriko Takamura

Feeding ecology of a mysid species,
Neomysis awatschensis in the Lake Kasumigaura: combining approach with microscopy, stable isotope analysis and DNA metabarcoding.
Plankton Benthos Res. 15 (1): 44-54.

第20回 2021 第20号 Ken-ichi Nakamura,
Kazutaka Takahashi,
Shinji Shimode,
Yugo Shimizu
&
Ken Furuya

Effects of container size, density, and incubation period on ammonium excretion rate measurements of planktonic copepods: Validation with a highly sensitive analytical method.
Plankton Benthos Res. 14: 62-70

第19回 2020 第19号 Yumiko Obayashi
&
Satoru Suzuki

High growth potential of transiently 0.2-μm-filterable bacteria with extracellular protease activity in coastal seawater

第18回 2019 第18号 Sho Toshino,
Hiroshi Miyake
&
Haruka Shibata

Development of Carybdea brevipedalia Kishinouye, 1891 (Cnidaria: Cubozoa: Carybdeida: Carybdeidae) collected from northern Japan.
Plankton Benthos Res. 13 (3): 116-128

第17回 2018 第17号 Aiko Mitsuzawa,
Hiroyuki Miyamoto
&
Hiroshi Ueda

Feeding selectivity of early-stage fish larvae on the nauplii and eggs of different copepod species.
Plankton and Benthos Research 12 (2):115-122.

第16回 2017 第16号 Kiyotaka Hidaka,
Hiroshi Itoh,
Junya Hirai
&
Atsushi Tsuda

Occurrence of the Paracalanus parvus species complex in offshore waters south of Japan and their genetic and morphological identification to species.
Plankton and Benthos Research 11 (4): 131-143.

第15回 2016 第15号 Hiroshi Itoh,
Kaoru Nakata,
Katsuyuki Sasaki,
Tadafumi Ichikawa,
Kiyotaka Hidaka
Seasonal and diel changes in the vertical distribution of oncaeid copepods in the epipelagic zone of the Kuroshio Extension region.
Plankton and Benthos Research 9 (1): 1-14, 2014.
第14回 2015 第14号 M. Yamada,
M. Otsubo,
M. Kodama,
K. Yamamoto,
T. Nishikawa,
K. Ichimi,
K. Tada & P. J. Harrison
Species composition of Skeletonema (Bacillariophyceae) in planktonic and resting-stage cells in Osaka and Tokyo Bays.
Plankton and Benthos Research 9 (3): 168-175, 2014.
第13回 2014 第13号 Y. Nakamura,
I. Imai,
A. Yamaguchi,
A. Tuji & N. Suzuki
Aulographis japonica sp. nov. (Phaeodaria, Aulacanthida, Aulacanthidae), an abundant zooplankton in the deep sea of the Sea of Japan.
Plankton and Benthos Research 8 (3): 107-115, 2013.
第12回 2013 第12号 T. Kazama,
S. Ishida,
S. Shimano & J. Urabe
Discrepancy between conventional morphological systematics and nuclear phylogeny of tintinnids (Ciliophora: Choreotrichia).
Plankton and Benthos Research 7 (3): 111-125, 2012.
第11回 2012.3 第11号 橋本雄太郎・
前田晃子・
大野 雄介・
鹿野陽太・
高津哲也
噴火湾におけるアカガレイおよびイシガレイ仔魚の食性- 尾虫類 Oikopleuraの 餌生物としての重要性
日本プランクトン学会報,58(2):165-177,2011
第10回 2011.3 第10号 H. Shimada, M. Sawada, T. Kuribayashi, A. Nakata, A. Miyazono & H. Asami Spatial distribution of the toxic dinoflagellate Alexandrium tamarense in summer in the Okhotsk Sea off Hokkaido, Japan
Plankton and Benthos Research 5(1), Page 1-10, 2010
第9回 2010.3 第9号 K. Taki, T. Yabuki, Y. Noiri, T. Hayashi, M & Naganobu Larval development and spawning ecology of euphausiids in the Ross Sea and its adjacent waters in 2004/05.
Plankton and Benthos Research 4 (4) : 135-146, 2009.
第8回 2009.3 第8号 G. Nishitani, S. Nagai, S. Sakiyama & T. Kamiyama Successful cultivation of the toxic dinoflagellate Dinophysis caudata (Dinophyceae).
Plankton and Benthos Research 3 (2): 78-85, 2008.
第7回 2008.3 第7号 H. Itoh & S. Nishida Life history of the copepod Hemicyclops gomsoensis (Poecilostomatoida, Clausidiidae) associated with decapod burrows in the Tama-River estuary, central Japan.
Plankton and Benthos Research 2 (3): 134-146, 2007.
第6回 2007.3 第6号 R. Kondo, K. Osawa, L. Mochizuki, Y. Fujioka & J. Butani Abundance and diversity of sulphate-reducing bacterioplankton in Lake Suigetsu, a meromictic lake in Fukui, Japan.
Plankton and Benthos Research 1 (4): 165-177, 2006.
第5回 2005.3 第5号 M. Kawamura, S. Ueno, S. Iwanaga, N. Oshiro & S. Kubota The relationship between fine rings in the statolith and growth of the cubomedusa Chiropsalmus quadrigatus (Cnidaria: Cubozoa) from Okinawa Island, Japan.
Plankton Biology and Ecology 50 (2): 37-42, 2003.
第4回 2004.3 第4号 T. Onbe Nocturnal release of parthenogenetic neonates of the marine cladocerans, Pseudevadne tergestina and Evadne nordmanni (Branchiopoda: Onychopoda), in the Inland Sea of Japan with observations by infrared-light video microscopy.
Plankton Biology and Ecology 49 (2): 49-57, 2002.
第3回 2003.3 第3号 A. Tsuda, H. Saito & H. Kasai Life history strategies of subarctic copepods Neocalanus flemingeri and N. plumchrus, especially concerning lipid accumulation patterns.
Plankton Biology and Ecology 48 (1): 52-58, 2001.
第2回 2002.3 第2号 T. Kamiyama, H. Takayama, Y. Nishii & T. Uchida Grazing impact of the field ciliate assemblage on a bloom of the toxic dinoflagellate Heterocapsa circularisquama.
Plankton Biology and Ecology. 48 (1): 10-18, 2001.
第1回 2001.3 第1号 J. C. Hunt & D. J. Lindsay Methodology for creating an observational database of midwater fauna using submersibles: results from Sagami Bay, Japan.
Plankton Biology and Ecology 46 (1): 75-87, 1999.
【日本プランクトン学会学生優秀発表賞
(Best Student Presentation Award of the Plankton Society of Japan)】
 
回数 受賞年 氏名 講演題名
第17回 2024 第32号 佐々木 萌々 タコクラゲMastigias sp.ポリプ期の体成長および無性生殖におよぼす塩分の影響
第33号 田中 絢音 日本沿岸におけるSynechococcus属の色素表現型から見た多様性について
第16回 2023 第30号 前田 友花 酸性環境におけるミズクラゲのポリプコロニーおよびエフィラ形成
第31号 飴井 佳南子 分子生物学的手法による浮遊性多毛類オヨギゴカイ科の全球的な種多様性解明
第15回 2022 第27号 剣持 瑛行 駿河湾沖合食物網における海産枝角類の役割:安定同位体比解析とメタバーコーディング食性解析によるアプローチ
第28号 安田 慎 東京湾から単離された珪藻を摂食するアメーバ
第29号 矢野 諒子 リン欠乏と強光は瀬戸内海における珪藻 Skeletonema costatum の衰退要因として考えうるか:強光を防御する仕組みへの影響
第14回 2021 第25号 本木 健太郎 北太平洋移行域におけるThalia democratica のブルーム形成過程について
第26号 大塚 有希菜 内部標準を用いた定量的メタバーコーディングの検討
第13回 2020 第24号 大竹 裕里恵 ミジンコ個体群の新生息地移入に伴う環境適応機構 :湖沼堆積物と休眠卵を用いた遺伝構造と形質の時系列変動分析から
第23号 米田 壮汰 近底層性カイアシ類 Macandrewella stygiana のクチクラレンズを持つノープリウス眼
第12回 2019 第22号 大竹 裕里恵 ミジンコ個体群動態と生物的・非生物的環境要因の相互作用:古陸水学による長期変動の再現
第21号 湯浅 光貴 有害赤潮藻 Chattonella 属における活性酸素種産生の生理学的意義
第11回 2018 第20号 角石 由美 親潮域におけるかいあし類 Neocalanus cristatus の孵化成功率と卵脂質量の変動
第19号 大竹 裕里恵 過去350年間の枝角類群集動態と環境変動の影響:年縞堆積物と生物遺骸による解明
第10回 2017 第18号 森島 慎也 シャコガイ類における褐虫藻の選択的な放出
第17号 眞野 能 内部波のストークスドリフトによるミズクラゲ集群の波状構造の形成
第9回 2016 第16号 辻 泰世 汽水域生態系の多面的理解に向けた植物プランクトン・底生微細藻類・アマモ付着藻類の同時定量評価
第15号 岩田 いづみ 培養条件の違いによる Schizochytrium aggregatum (ラビリンチュラ類)の外質ネットの形態とセルラーゼ活性の関連性について 
第8回 2015 第14号 辻 泰世 亜寒帯汽水湖における微細藻類出現トレンドの連続定点観測と粒状有機物構成要素検討への定量的利用
第13号 岩田 いづみ 原生生物ラビリンチュラ類を特徴づけるボスロソームの形成過程とアクチンの局在の変化の観察
第12号 仲村 康秀 黒潮域に生息するフェオダリア類(単細胞動物プランクトン)の分布と生態
第7回 2014 第11号 辻 泰世 風蓮湖における微細藻類の基礎生産推定と低次生産系における役割の評価
第10号 梅津 弥子 熱水噴出域上層に出現するクシクラゲ達
第6回 2013 第9号 夏池 真史 夏季ベーリング海南東部陸棚域における有毒渦鞭毛藻 Alexandrium tamarense 栄養細胞の出現状況
第5回 2012 第8号 日野出賢二郎 メソコスム実験による底質からの栄養塩溶出とそれが植物プランクトン群集に与える影響
第7号 佐野 雅美 相模湾における中層性カイアシ類2種の口器形態およびニッチ分割
第4回 2011.9 第6号 石井 健一郎 伊勢湾海底泥の珪藻類休眠期細胞について
第3回 2010.10 第5号 佐野 雅美 相模湾における中層性カイアシ類の食性の季節的変化
第2回 2009.10 第4号 本間 智恵 ベーリング海海盆域におけるカイアシ類群集の鉛直分布と物質輸送量の推定
第3号 鈴木 啓太 有明海流入河川の低塩分汽水域における浮遊性カイアシ類優占種の水平分布 -特産種と非特産種の比較-
第1回 2008.9 第2号 山川 雄太 珪藻 Asterionellopsis glacialis を摂食する鞭毛虫に関する研究
第1号 石井 健一郎 "Plankton Emergence Trap/Chamber (PETChamber)"によって示唆される珪藻類の新規休眠期細胞