2008年度日本プランクトン学会シンポジウム
「有害渦鞭毛藻 Cochlodinium polykrikoides の赤潮を巡る問題
-どこまで解っているのか,何をすべきか? -」
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主 催
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日本プランクトン学会 |
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共 催
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日本水産学会・日本海洋学会・日本ベントス学会 |
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コンビーナー
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今井一郎(京大院農)
山口峰生(瀬戸内水研)
松岡數充(長大環東シナ海)
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日 時
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2008年3月26日(水)09:00〜17:35 |
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場 所
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東京海洋大学品川キャンパス
2号館(資源育成棟) 100A講義室(日本海洋学会春季大会第4会場)
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趣 旨
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魚介類の大量斃死被害を伴う有害渦鞭毛藻 Cochlodinium polykrikoides による赤潮は,九州西岸の八代海での発生を嚆矢とし1975年より記録されている。しかしながら,その赤潮の発生規模と被害額はさほど大きくなく,近年まで関心はさほど高くなかった。
しかし2000年夏季に八代海において発生した本種の赤潮により,約40億円にも上る養殖魚介類の大量斃死被害が記録されたのを契機として,関係者の間で大きな注目を集めるようになった。また隣国の韓国では1995年に764億ウォンにも上る魚介類斃死被害が発生し,その後も毎年のように大きな被害が生じていることから,本種赤潮の発生機構と防除に関する研究が国家的使命となっている。
さらに,対馬暖流に乗って運ばれたと推定される本種の赤潮が西日本各地の日本海沿岸でも発生しており,天然の魚介類が相当な規模で斃死しているのも問題視されている。世界的に見ても,フィリピンやマレーシア等の東南アジアを中心に,本種の赤潮発生が大問題になりつつある。
以上の様な背景から,我が国でも本種に対する研究者の関心が高まってきており,近年,研究の進展が著しい。そこで,本学会の春季シンポジウムで本種を主対象に取り上げ,その生物学,生態学,生理学,他生物との関係,防除対策等々の様々な側面から近年の研究成果を総括する。そして,問題点とこれからの重要な研究課題を整理して,将来何をすべきかについて探ろうとする。
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プログラム |
09:00-9:10 |
開会挨拶と趣旨説明
今井一郎(京都大) |
I . 生物特性 座長 福代康夫(東京大) |
09:10-09:40 |
Cochlodinium 属の分類と分布
松岡數充・岩滝光儀(長崎大) |
09:40-10:10 |
生活史
Chang-Hoon Kim (Pukyong Natl. Univ., Korea)
Hyun-Jin Cho (Korea Coast Guard)
Choong-Jae Kim(Korea Res. Inst. Biosci. Biotechnol.)
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10:10-10:40 |
増殖生理
坂本節子・山口峰生(瀬戸内水研)
山砥稔文(長崎総合水試)
Dae-Il Kim(Korea Coast Guard)
本城凡夫(九州大)
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座長 中村泰男(国立環境研) |
10:40-11:10 |
混合栄養
Hae-Jin Jeong (Seoul Natl. Univ., Korea) |
11:10-11:40 |
魚介類の斃死要因
小田達也(長崎大) |
11:40-12:40 |
昼食 |
II . 分子研究 座長 堀口健雄(北海道大) |
12:40-13:10 |
分子生物学的手法によるモニタリング
左子芳彦・神川龍馬(京都大) |
13:10-13:40 |
マイクロサテライトによる個体群構造解析
西谷 豪・長井 敏(瀬戸内水研) |
III . 赤潮の発生とモニタリング 座長 吉松定昭(香川赤潮研) |
13:40-14:10 |
八代海
村田圭助(鹿児島水技センター)
櫻田清成(熊本水研センター)
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14:10-14:40 |
日本海
宮原一隆(兵庫農水技総合センター)
鬼塚 剛(水産大)
渡辺秀洋(鳥取栽漁センター)
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14:40-15:10 |
衛星によるモニタリング
石坂丞二(長崎大学)
Gathot Winarso(長崎大学)
Young-Baek Son(長崎大学)
Hyun-Cheol Kim(長崎大学)
Young-Sang Suh (Natl. Fish. Res. & Devel. Inst., Korea)
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15:10-15:30 |
休憩 |
IV . 赤潮の防除対策 座長 深見公雄(高知大) |
15:30-16:00 |
微生物による防除
今井一郎(京都大)
長崎慶三(瀬戸内水研)
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16:30-17:00 |
薬剤による防除
前田広人・程川和宏(三重大)
和田 実(鹿児島地域振興局)
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17:00-17:30 |
総合討論 コンビーナー |
17:30-17:35 |
閉会挨拶
寺崎 誠(日本プランクトン学会会長・三洋テクノマリン) |
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<総会と懇親会のお知らせ> |
シンポジウム終了後、同会場にて2008年度日本プランクトン学会総会を行います。
また総会終了後、日本プランクトン学会懇親会を予定しております。
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