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シンポジウム・研究集会の案内
2013年度日本プランクトン学会春季シンポジウム
「イメージング技法によるプランクトン研究」
(日本海洋学会春季大会シンポジウムF)
主 催
日本プランクトン学会
共 催
日本海洋学会・日本ベントス学会
コンビーナー
山口 篤(北海道大学)・Dhugal J. Lindsay(JAMSTEC)・小池一彦(広島大学)
日 時
3月25日(月)9:00-17:00
場 所
東京海洋大学品川キャンパス 白鷹館1階講義室
(日本海洋学会春季大会第1会場)
趣 旨
近年、イメージング技術測器の進歩は著しく、植物プランクトンを対象としたものとして、フローカムがあり、動物プランクトンを対象としたものとしてVPRなどがある。これらの測器は短時間に対象生物の正確なサイズを計測したり、画像情報を取得出来ることから、従来より行われてきた、採水やネット採集による固定試料の観察では得ることが困難であった動・植物プランクトン生態に関する情報を容易に得ることが出来る。個々のイメージング技術測器はそれぞれ計測対象とする分類群やサイズが異なるため、これまでは各測器の単独での使用がほとんどで、複数のイメージング技術測器を組み合わせた研究例は乏しい。本シンポジウムでは、本邦におけるイメージング技術測器等を用いたプランクトン研究に関する最新の成果を紹介し、各測器の測定特性と応用例についてレビューを行う。そして、これらイメージング技術測器を有効的に組み合わせ活用することによって、従来のプランクトン採集では得られなかった、水圏低次生態系に関する新たなスタンダードとなる研究手法開発の可能性を探ることを目的としている。
プログラム
09:00-09:10
開会挨拶と趣旨説明
山口 篤(北大・水産)
09:10-09:30
FlowCAMを用いた植物プランクトンの広範囲・連続モニタリング:特に赤潮分布調査への応用について
小池一彦(広大・生物圏科学)
09:30-09:50
西部瀬戸内海におけるFlowCAMを用いた現場赤潮監視
○宮村和良(大分県水研セ)・石坂丞二(名大・地水環研)
09:50-10:10
琵琶湖における水中ロボットを用いたプランクトン・ベントス調査
○石川可奈子(琵琶湖環科研)・熊谷道夫(立命館大)
10:10-10:30
In-Lineホログラフィック技術による水中パーティクル・イメージング・システム(LISST-HOLO)
福田秀樹(東大大気海洋研)
10:30-10:50
休憩
10:50-11:10
卓上型VPRによる動物プランクトン標本の大量解析
○市川忠史(水研セ中央水研)・日高清隆(水研セ中央水研)・杉崎 宏哉(水研セ本部)
11:10-11:30
現場型VPRによる動物プランクトンの生態研究
○西部裕一郎(東大大気海洋研)・高橋一生(東大・農学生命)・市川忠史(水研セ中央水研)・日高清隆(水研セ中央水研)・瀬川恭平(水研セ中央水研)・黒木洋明(水研セ増養殖研)・齊藤宏明(水研セ東北水研)
11:30-13:30
昼食
13:30-13:50
プランクトン直接観察法の開発と応用
○秋葉龍郎(産総研)・田中祐志(海洋大)
13:50-14:10
画像認識のための機械学習
栗田多喜夫(広大・工)
14:10-14:30
In situ imaging-based tools for surveys of gelatinous macroplankton: insights from the PICASSO project
Dhugal J. Lindsay(JAMSTEC)
14:30-14:50
音響カメラによるミズクラゲの分布特性把握および現存量推定
○真壁竜介(石巻専修大・理工)・上 真一(広大・生物圏科学)
14:50-15:20
休憩
15:20-15:40
デジタル一眼レフカメラとマクロレンズを用いた動物プランクトン試料の撮影と生物測定
○嶋田 宏(道総研・中央水試)・奥 修(MWS)
15:40-16:00
Quantifying a midwater zooplankton community using the ZooScan system
○Mary Grossmann(JAMSTEC/横浜市立大)・Dhugal J. Lindsay(JAMSTEC)
16:00-16:50
総合討論 座長:コンビーナー
16:50-17:00
閉会挨拶
古谷 研(日本プンラクトン学会会長・東大・農学生命)
<総会と懇親会のお知らせ>
シンポジウム終了後、同会場において2013年度日本プランクトン学会総会を行います。また総会終了後、日本プランクトン学会懇親会を予定しております。