2016年度日本プランクトン学会春季シンポジウム
「光環境を巡る植物プランクトンの生理生態学最前線」 |
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主 催 |
日本プランクトン学会 |
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共 催 |
日本海洋学会 |
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開 催 日 |
2016年3月14日(月) |
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場 所 |
東京大学 本郷キャンパス
シンポジウム会場:理学部1号館 3階 336号室(第4会場)
展示会場:理学部1号館 3階 331号室 |
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コンビーナー |
紫加田知幸(瀬戸内海区水産研究所)、大西紀和(岡山大学)、小池一彦(広島大学) |
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趣 旨 |
水中の光環境は,天候や透明度によって鉛直方向に大きく変化すると共に,地理的条件や気象条件にも大きく影響を受ける。一方で,植物プランクトンにとって光は,生存のためのエネルギー産生に必須であると同時に,細胞分裂,休眠期細胞の発芽,遊泳など,その生態を理解する上で重要な生理現象の制御にも密接に関与する。そのため,植物プランクトンの生理生態と光環境の関係については長年研究が進められてきた。本シンポジウムでは,植物プランクトン研究に携わる研究者を様々な分野から集め,水圏の光環境がどのようなものであり,そこで生息する植物プランクトンがどのようにふるまっているか,そして植物プランクトンがどのように光を受容し,適応するか,さらにどのような手法で光応答を解析するかについて情報交換し,今後の課題や連携形態について議論する。 |
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プログラム |
9:00-9:05 |
開会挨拶(今井一郎 日本プランクトン学会会長) |
9:05-9:10 |
趣旨説明(紫加田知幸) |
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講演者 |
所属 |
タイトル |
9:10-9:35 |
山口一岩 |
香川大学 |
沿岸域における光環境に及ぼす植物プランクトンの影響 |
9:35-10:00 |
山口晴生 |
高知大学 |
有害・有毒微細藻類の光応答増殖 |
10:00-10:25 |
小池一彦 |
広島大学 |
植物プランクトン調査へのクロロフィルa蛍光の応用 |
10:25-10:35 |
休憩 |
10:35-11:00 |
西山佳孝 |
埼玉大学 |
微細藻類における強光阻害現象 |
11:00-11:25 |
高橋俊一 |
基礎生物学研究所 |
サンゴに共生する褐虫藻の光合成とその重要性 |
11:25-11:50 |
大西紀和 |
岡山大学 |
屋外環境条件における緑藻の突然変異体を用いた光合成解析 |
11:50-13:00 |
昼休憩 |
13:00-13:25 |
松原 賢 |
佐賀県有明水産振興センター |
海産珪藻の発芽・復活および増殖と光環境との関係 |
13:25-13:50 |
松永 茂 |
浜松ホトニクス中央研究所 |
微細藻類の光運動反応 |
13:50-14:20 |
紫加田知幸 |
瀬戸内海区水産研究所 |
赤潮藻類における日周鉛直移動に及ぼす光環境の影響 |
14:20-14:45 |
若林憲一 |
東京工業大学 |
緑藻クラミドモナスの走光性メカニズム:光受容と鞭毛運動の連関 |
14:45-15:00 |
休憩 |
15:00-15:25 |
成川礼 |
静岡大学 |
シアノバクテリアの光応答戦略 |
15:25-15:50 |
高橋文雄 |
立命館大学 |
藻類の青色光受容体とそれらの機能 |
15:50-16:15 |
亀井保博 |
基礎生物学研究所 |
光を使った生物研究技術の紹介と共同利用制度の紹介 |
16:15-16:25 |
総合討論(大西紀和) |
16:25-16:30 |
閉会挨拶(小池一彦) |
シンポジウム開催中に,光と植物プランクトンの関係を調べるために必要な光源,光量子センサー,光合成活性計測装置などの展示会も別室にて実施する。旭光通商,ナモト貿易,パイフォトニクス,浜松ホトニクス,メイワフォーシス,CCSが展示予定。 |
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<総会のお知らせ> |
シンポジウム終了後、同会場において2016年度日本プランクトン学会総会を行います。 |
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